PRISmとは「Preserved Ratio Impaired Spirometory」の略語です。
肺機能検査で、１秒率がCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の診断基準以上の正常範囲内の結果であり、１秒量だけが低値の結果のときを指すときとしました。
PRISmは、１秒率≧70％かつ予測１秒量＜80％の状態と定義されます。
これは努力性肺活量が低値のときに１秒率の値は正常範囲内ですが、周囲の健常人と比べると１秒量が低い値のときを指します。
近年COPDと比較して、その病態が研究されずに異常と判断し、COPDに準じた扱いにする動きがあります。
運動によりPRISmは改善するという海外の報告があります。1秒率が異常値のCOPDになる前に運動など適切な呼吸負荷があることをする習慣を身につけることが重要だとする意見があります。